
歯周病治療Periodontal disease
歯周病学に基づいた治療に力を入れています。
お口の中の菌を診る唾液検査(DNA検査)を行い、現状と将来のリスクを正しく把握し、患者さまに合わせたオーダーメイド治療やクリーニングを行います。
歯周病は歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌が影響し、歯の周りに炎症が起きる病気で歯周病菌の毒素は歯を支える顎の骨を溶かし、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病は、ある日突然重度の症状が出るわけではなく、段階を経て徐々に進行するため、重症化する前に治療や予防することが大切です。
唾液の量や質などお口の状態を検査することで、歯周病菌やむし歯菌の種類や量を把握することができ歯周病の進行具合、炎症状態、むし歯のかかり易さも検査できます。
また当院では「位相差顕微鏡」を導入しており、チェアサイドで細菌の動きをモニターで確認することもできます。
検査結果やヒアリング結果をもとに、お一人おひとりに合わせた予防プログラムをお伝えします。
ブルーラジカル
P-01による歯周病治療
当院が導入している「ブルーラジカル P-01」は、非外科的な歯周病治療機器として開発され、厚生労働省の医療機器認定を受けています。 認定内容には「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」が明記されており、歯周病の治療に使用されています。
ブルーラジカル治療では、一般的な歯周病治療とは異なる点がいくつかあります。
■ 細菌の除去
3%過酸化水素水を405nmの青色光で分解し、フリーラジカル(活性酸素)を発生させ、歯周病菌を殺菌します。
■ 歯石・プラークの除去
チップが超音波振動することで、歯垢や歯石を物理的に除去します。
■ 外科処置を伴わない治療
メスを使わない非外科的な方法で歯周ポケットの清掃を行うため、歯周病の進行度によっては麻酔を使用しないケースもあります。
■ 抗生物質を使用しない治療
抗生物質を服用する必要がなく、薬剤による影響が気になる方にも選択肢の一つとなります。 過酸化水素水は水素と酸素からできており、人体に無害な濃度で使用しているため、身体への影響もありません。
歯周ポケットの殺菌と歯石除去を同時に行うことができるため、従来の治療よりもより効率的に歯周病菌を減らすことが可能となりました。
ブルーラジカル治療では、一般的な歯周病治療とは異なる点がいくつかあります。
メリット
デメリット
患者さまのお口の状態によっては、ブルーラジカル治療のご案内ができない場合もあります。 歯科医師が診察を行い、治療可否を判断します。
こんな症状がある方は、お気軽にご相談ください。
歯周病に関連する自覚症状がある場合、早めの治療で早期回復が見込めることがあります。
当院ではその他、レーザー機器を症状に応じて使い分けています。
基本的にレーザー治療では振動を感じることがありません。
「ドリルの回転音」「ガリガリと歯を削る振動」を感じないため、治療へのストレスも軽減することができます。
また、体質的に麻酔ができない方にもお勧めの治療法です。
■エルビウムヤグレーザー
歯科用レーザーで唯一歯石除去への使用が認可されており、スケーラーと併用することで知覚過敏のリスク、歯肉退縮のリスクも小さくなるため、審美的にもよい仕上りが期待できます。
■プラズマレーザー
プラズマの熱エネルギーには、神経の感覚を一時的に麻痺させる働きがあり、ほとんどのむし歯治療や歯周病治療レーザー治療の適応になる様々な症状に利用できます。
当院で導入しているプラズマレーザー機器は、医科で使用されている出力と同レベルの出力を発揮することができます。
歯周病と全身疾患
歯周病菌が腫れや出血部分から血管の中に入ることで、体内に悪影響を与えてしまう場合があります。
生活習慣病を背景に増加している歯周病に対しては全身の病気とも深く関係があります。
代表的な病気として以下があります。
- 糖尿病
- 心疾患
- 脳梗塞
- 早産、低体重児出産
- 誤嚥性肺炎
歯周病を引き起こすプラークを除去し、お口の環境をコントロールすることが全身の健康にもつながります。
歯周病は治療しても、セルフケアや定期健診をきちんと行っていないと再発してしまう可能性が高い病気です。
治療後、きれいな状態が保たれているかどうか経過観察していく必要があります。
そのため、定期的なクリーニングや歯石除去などのメンテナンスのほか再発防止のためのブラッシング指導にも力を入れ、3ヶ月に1度の定期健診をお勧めしています。